車の所有者の妻や子供が運転し、事故を起こした場合

スポンサードリンク

車の所有者の妻や子供が事故を起こした場合(運行供用者責任)

運行責任者責任とは

自動車事故、交通事故を起こしてしまった場合、
自動車を運転していた運転手が、被害者の生命や身体に対して
与えた損害を賠償するのが、原則ですが、
自動車損害賠償保障法という法律は、事故を起こした運転手以外の者が
責任を負う場合を規定しています。
「運行責任者責任」というものです。

 

「運行責任者」は、自己のために
自動車を運行の用に供する者と定義されています。

 

簡単にいうと、その自動車の所有者が「運行責任者」となる場合が多いです。
ですから、車の所有者の妻や子供が事故を起こした場合、
運転をしていた本人だけでなく、
自動車の所有者もその損害を賠償する責任を負うことになります。

 

運行供用者は、民法の不法行為責任とは異なり、
無過失責任(過失がなくても責任を負う)に近い
責任が課せられています。

 

判例は、「運行供用者」の範囲を広くとっている傾向があり、
所有者に無断で運転していた場合や、
盗難によって運転していた場合でも、日頃の運転状況や管理状況から、
所有者を運行供用者としてその責任を認めたものもあります。

 

なお、子供名義の車であっても、
親が車の購入代金や維持費を負担している場合などは、
親に運行供用者責任が認められた場合もあります。
また、会社の自動車を社員が無断で使用していたような場合にも、
会社に運行供用者責任が生じる場合もあります。
レンタカーの場合も、レンタカー会社の
運行供用者責任が生じる場合が多くあります。

 

交通事故で被害を受けたものの、
相手の運転手が未成年や学生で、
金銭的な保障をじゅうぶんにできない場合などは、
被害者はその親などに運行供用者責任を追及できる可能性がありますので、
個別具体的な判断は、弁護士に詳しい状況を説明し、
ご相談されることをおすすめします。

スポンサードリンク
スポンサードリンク