私人逮捕(常人逮捕)の条件、誤認逮捕してしまった場合どうなる?

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私人逮捕(常人逮捕)の条件、誤認逮捕してしまった場合どうなる?

私人逮捕(常人逮捕)とは

私人逮捕(常人逮捕)とは、
警察官など司法警察職員以外の一般人が、
逮捕状なく、逮捕することですが、
私人逮捕は常にできるわけではなく、
一定の条件を満たしている必要があります。

 

私人逮捕の条件

私人逮捕の条件は、まず、現に犯行を行っているか、
行い終わったところであることが必要です。

 

時間的間隔がどれぐらいであれば
現行犯といえるかどうかは
微妙なところではありますが、
犯罪を犯したということが明らかな人であっても、
犯行から数日後に私人逮捕することは
できないということになります。

 

ですから、例えば指名手配犯を偶然見つけたとしても、
私人逮捕することはできませんので、
直ちに警察に連絡をしてください。

 

また、軽度の犯罪の場合(30万円以下の罰金、
拘留、科料の罪に当たる過失傷害罪、侮辱罪など)は、
犯人の住所、氏名が明らかでなく、
犯人が逃走するおそれがあることが必要です。

 

ですから、友人、知人をこれらの犯罪で
現行犯逮捕することはできないということになります。

 

道路交通法に違反した犯罪も私人逮捕することができますが、
飲酒運転、人身事故、ひき逃げなどは
私人が現行犯逮捕することができますが、
道路交通法違反の罪の中でも、
2万円以下の罰金または科料にしかならいものについては、
犯人の氏名や住居が不明な場合、
または犯人が逃亡するおそれがある場合に限ってのみ、
私人逮捕することができます。

 

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私人逮捕をする場合の注意

私人逮捕をする場合でも、
無抵抗の犯人に必要以上に
暴行を加えると捕まえた方が暴行罪、傷害罪などの
犯罪となってしまうこともありますし、
正当な理由なくして司法警察員への引き渡しが遅れてしまうと
逮捕監禁罪に問われる可能性がありますので注意が必要です。

 

また、捕まえた犯人が裁判で無罪となった場合は、
誤認逮捕ということになります。

 

私人逮捕は適性に行われたと判断される場合は、
刑事上・民事上の責任を免れることができます。
(誤認逮捕を受けた人は、
刑事補償の保護を受けることができます。)

 

ただし、その人物が犯人でないと知りながら
故意に私人逮捕をした場合は、
犯人隠匿等の罪に問われる可能性があり、
また逮捕された人からは
民事上の責任(損害賠償請求)を
追求される可能性があります。

 

私人逮捕をした場合に警察から報酬などはあるか

私人逮捕をした場合に警察から
報酬などはあるかということですが、
懸賞金の発表している犯人以外では、
感謝状をもらえることはあっても金銭の授与はありません。

 

正義感やその場の安全から勇気を持って、
私人逮捕を行う行為は
すばらしいこととは思いますが、
犯人が暴れだしたりしてご自身や周囲にもリスクは大きく、
また、犯人を捕まえてもその行為が
度を越していると犯罪になる可能性もあり、
民事上・刑事上の責任が発生する可能性がありますので、
私人逮捕は大きなリスクを伴う行為ということをよく認識し、
基本的には犯罪行為や犯人を
目撃したら警察に通報するなどの
対応にしておいた方がよいと思います。

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