無期懲役と終身刑の違い。無期懲役でも刑務所を出られる場合はある?

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無期懲役と終身刑の違い。無期懲役でも刑務所を出られる場合はある?

無期懲役と終身刑の違い

「無期懲役」と「終身刑」という言葉がありますが、
まず裁判所の宣告する刑罰で
「無期懲役」というものがありますが、
「終身刑」と宣告することはありません。

 

「無期懲役」の事を指して、
報道や日常会話で「終身刑」という
呼び方をしているというものです。

 

「終身刑」とは

「終身刑」は、一生刑務所から出られない刑という意味合いの言葉ですが、
無期懲役の場合、原則としては「終わりのない刑」で、
ほとんどの場合、一生刑務所から出られない刑となりますが、
100%ではなく、仮釈放という形で
刑務所から出られる場合があります。
(後に詳しく説明します。)

 

「無期懲役」とは

「無期懲役」とは期限を決めずに懲役刑に処す刑罰のことですが、
日本の有期懲役の年数は最長20年となっており、
複数の罪を犯した場合は、
単純にその罰が加算されていくものではなく、
年数が長い罪の懲役に1.5倍され、20年の1.5倍ですので、
複数の犯罪を犯した場合でも、
有期懲役の上限は30年となっています。

 

それを超えるであろう重い犯罪に対しては、
無期懲役・死刑が法定刑で定められることになっています。

 

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無期懲役でも刑務所を出られる場合はある

前述のとおり、無期懲役刑となった場合は、
原則として終わりのない刑を受けることになりますが、
反省や更正の状況などにより仮釈放が認められる場合に
仮釈放が認められ、出所することができる場合があります。

 

出所できる場合は本当にごく稀な場合で、
有期懲役の最長が30年という兼ね合いもあり、
近年は、仮釈放の可能性が出るのは、
刑務所に入所後30年以上経過してからとしているようです。
(なお、かつては仮釈放が認められた受刑者の平均年数は、
25年程度となっていたようです。

 

これも誤解されがちですが、
「無期懲役でも25年経過したら、
仮釈放される」という意味ではありません。

 

無期懲役でごく稀に仮釈放を認められた受刑者の
平均年数をとったら25年ということですので、
お間違えのないようにしてください。
大多数の無期懲役の受刑者は
刑務所で一生を終えることになります。)

 

仮釈放審理に不許可の場合は、
次の仮釈放審理は10年後となります。

 

1,800名程度いる無期懲役囚の中で、
仮釈放が認められるのは
年間で10人程度で、多い年でも
1%を超えるか超えないかの数字となります。

 

また、仮釈放が認められても、完全に自由の身ではなく、
月に2回保護観察所に行く必要があり、
長期の旅行や、転居をする場合なども
保護観察官からの許可が必要になります。

 

保護観察期間は一生続き、
万引きや無免許運転など軽犯罪を犯してしまった場合でも、
すぐに刑務所に収監されることになります。

 

ということで、無期懲役刑の場合でも、
出所できる場合はあるものの、
本当に稀なケースで、仮出所できたとしても制限があります。

 

25歳で刑務所に入っても
最初の仮出所の機会は55歳となりますので、
社会復帰も難しく、結局再犯の恐れもあるので、
仮釈放も認められにくい傾向にあるようです。

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