会社が年次有給休暇を買い上げるのは違法か?

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会社が年次有給休暇を買い上げるのは違法か?

年次有給休暇は、
労働しなければならない日(労働日)の労働の義務を免除、
つまり休日でも給与が発生する日、あるいは、
休んでも給与が減額されない日ということですが、
労働基準法は年次有給休暇の最低限の日数を定め、
これ以上の有給休暇を与えなければならない」としています。

 

フルタイムの労働者の場合、1年間に与えなければならない年次有給休暇の最低限の日数は、
勤続年数に応じて次のようになっています。
勤続年数                6ヶ月 1年半 2年半 3年半 4年半 5年半 6年半以上
一般の労働者            10日 11日  12日 14日  16日  18日 20日

 

 

会社側から有給休暇の買い上げをすることはできるか?

会社側が有給休暇の買い上げ
(有給休暇を与えずに、そのぶんの金銭を支給するという方法)
をすることができるかという点ですが、
これは認められません。

 

年次有給休暇の意義は、
労働者に、休日の他に一定の休日を与えることで
労働者の心身の疲労を回復しリフレッシュさせることにありますので、
金銭を支給し、休みのかわりにするということは認められません。

 

ただし、労働基準法で定められた以上の日数について
有給休暇を与えているような場合は、
それを上回る日数について買い取りも認められます。

 

例えば、年に10日以上有給休暇を与えなければならないとしているところ、
12日の有給休暇を与えている場合、
2日ぶんについては買い取ることができる
ということです。
また、有給休暇には2年間の消滅時効があり、
この消滅時効にかかったぶんや、
退職によって請求権が消滅する場合は、
そのぶんを買い取ることが認められます。

 

ただし、このような買い取りを前提として、
有給休暇を与えないとすると、
結果的に普通に有給休暇を買い取るのと同じことになってしまいますので、
このような買い取りも本来の趣旨からは
あまり好ましくないとされています。

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