入院時の差額ベッド代、差額室料とは?

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入院時の差額ベッド代、差額室料とは?

入院時にかかる費用の中で、大きな額となるのが「差額ベッド代(差額室料)」という費用です。
差額ベッド代とは、健康保険適用の範囲外で患者に請求される病室の費用のことです。
例えば、6人部屋などの大部屋ではなく、「特別療養環境室(特別室)」を利用した場合の費用は、
選定療養費に含まれ、健康保険適用の範囲外となり、患者の自己負担となります。
この患者負担となる費用のことを「差額ベッド代」といい、入院時の費用で大きな部分を占めるものとなり、
その額は病院や部屋にもよりますが、1日あたり3,000〜8,000円ほどかかり、
1日平均6,000円近い額となっています。

 

差額ベッド代は病院が定めることになりますが、
病院が差額ベッド代を請求できる条件は次のようになっています。

 

・1室に4床以下であること
・1人当たりの面積が6.4u以上であること
・ベッドごとにプライバシーを確保する仕切りがあること
・個人用の私物収納設備、照明、小机、椅子等があること

 

6人部屋であれば、差額ベッド代を請求されることはありませんが、
4人部屋やそれ以下の部屋であれば、差額ベッド代が請求される部屋となります。
「差額ベッド代」というと、いかにも普通の部屋よりもよい、特別な部屋というイメージがあるかもしれませんが、
実は一般的な部屋が多くが差額ベッド代が必要な部屋に該当し、
全体で見ると入院患者の70%が差額ベッド代を請求されているという
状況になっています。

 

なお、次の場合は、差額ベッド代を支払う必要がありません。

 

・感染症で隔離する必要がある場合
・認知症など周りに迷惑をかける可能性がある場合
・治療上の必要があり、特別療養環境室へ入院させる場合
・患者の選択によらず、病棟管理などの理由で特別療養環境室へ入院させた場合
・差額ベッド代を支払うことに対し、同意の確認が行われていない場合

 

ということで、差額ベッド代を支払うことに対し、同意をしていなければ
差額ベッド代は発生しないことになりますが、事実上、同意書に同意をしないとその病院での入院を
断られ、他の病院でも同様となり、結局入院できないという状況にも
なりかねず、同意せざるを得ないのが通常というところがあるかもしれません。
病室の空き具合などにもよりますが、なかなか差額ベッド代の発生しない部屋を
選ぶのは難しいですが、同意者には、一応同意をするものの、
大部屋を希望すると書き添えておくことで、大部屋が空いていれば
希望が通ることもありますし、希望を主張したことが書面で残りますで、
一応書き添えておいてもよいと思います。

 

ということで、入院の場合差額ベッド代をはじめ、
健康保険適用の範囲外の患者自己負担の費用が発生し、
そのぶんをカバーしたい場合には民間の医療保険に加入しておく必要があります。
そういった場合のために自分で貯蓄をしておくか、
医療保険に加入しておくべきか、検討しておいてもよいかもしれません。

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