特別受益証明書(相続分なきことの証明書、相続分皆無証明書)の注意点

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特別受益証明書(相続分なきことの証明書、相続分皆無証明書)の注意点

特別受益証明書とは

特別受益証明書とは、相続分なきことの
証明書、相続分皆無証明書とも呼ばれますが、
これは相続人の者が、
「被相続人から生前に贈与を受けており、
被相続人の相続財産から分配を受ける相続分はない」
ということを証するものです。

 

おくだ総合法律事務所の解説動画
(※YouTube上の動画を掲載させていただいておりますが、
当サイトとこちらの法律事務所、弁護士は無関係です)


おくだ総合法律事務所(旧:奥田・二子石法律事務所)HP
http://www.okuda-lawyer.com/

 

特別受益について解説

 

「特別受益証明書」は主に不動産の登記において使われます。
不動産を相続したものが被相続人の名義となっている不動産を
自分の名義にする場合、他の相続人には相続分はなく、
自分がその不動産の相続人であることを証することで、
相続登記をすることができます。

 

実際に、相続人が被相続人から
生前にじゅうぶんな贈与を受け、
実際に相続分はない場合に作成するのが原則ですが、
場合によっては、不動産の名義を変えたいからと言われ、
実際に贈与を受けてはいないものの便宜としてこの書類に署名・捺印を押して、
これを添付して相続登記をするという場合もあるようです。

 

裁判所や登記実務の立場は、
仮にそのように実際に贈与を受けておらず、
真実と符合しない場合であっても、
この証明書の法的性質は、
共有持分の譲渡または放棄、相続分の譲渡または放棄、
遺産分割協議の成立として
有効なものと扱われます。

 

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特別受益証明書に署名、捺印する際は注意が必要

注意が必要なのは、この証明書の意味を
よく理解しないまま署名、捺印をしてしまうと、
その相続人は不動産についてだけでなく、
他の財産を相続する権利はないと認めてしまうことになるということです。

 

この証明書は、プラスの財産を相続する権利は
ないと証明するものですが、
借金やローンなどマイナスの財産についての
債務がなくなるわけではありません。

 

へたをすると、プラス財産を相続せず、
マイナス財産だけを背負うということにも
なりかねません。

 

ですので、他の相続人に
「不動産の名義を変えるのに必要だから、サインだけお願いします」
と頼まれて、うかつに特別受益証明書
(相続分なきことの証明書、相続分皆無証明書)に
署名、捺印してしまわないように注意しましょう。

 

相続の際にこの書面以外でも、署名・捺印をしてしまうと、
とりかえしのつかないことになる場合はたくさんありますので、
不明な点、不審な点、納得できない点がある場合は、なるべくはやく弁護士に
相談されることをおすすめします。

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