法律上、実の親子で縁を切る事(勘当)はできるか

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法律上、実の親子で縁を切る事(勘当)はできるか

養子縁組、特別養子縁組の養親子の間では、
法律上の親子関係の縁を切る離縁というものがありますが、
実の親子間で、法律上、親子の縁を切ることはできません。

 

世間的に「勘当」という言葉がありますが、
法律上そのようなものはなく、法的な意味、効果はありません。

 

相続人の廃除

親が子に財産を相続させたくない場合には、
「相続人の廃除」ということをすることができます。
これにより、その者は親の財産を相続できないことになります。

 

相続人の廃除の申し立てができるのは、
被相続人(親)が推定相続人(子)から虐待や侮辱を受けた場合、
相続人に著しい非行がある場合などです。

 

相続人の廃除をするには

相続人の廃除をするには、家庭裁判所に
調停・裁判を申し立てる必要があります。
(遺言書に相続人を排除したい旨を記載した場合は、
遺言執行者が家庭裁判所に相続人廃除の申し立てをすることになります。)

 

いったん相続人の廃除がされても、その後、
相続人の侮辱や虐待、非行が改善され、親として子を許したいという場合は、
被相続人はいつでも家庭裁判所にその取り消しを請求することができます。

 

なお、家庭裁判所で、「親子関係調整の調停」ということをすることができます。
調停員や裁判官など第三者が親子の双方かた言い分を聞いて、
助言や仲介をしてくれるというものです。

 

相続人の廃除は手続き上も、心情的にも重いものですから、
まずはこの手続で親子関係の改善を目指すのがよいと思います。

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